Ryuの革製品について
イタリア古来の伝統製法「バケッタ」により鞣された牛ショルダー革を使用しています。
植物性タンニン鞣しを採用し、時間を掛けゆっくりと牛脚油を浸透、加脂させて一枚の革へと仕上げられます。
そのため油分を充分に含む素材のため一般的な革のお手入れ方法で知られる「オイル(クリーム)メンテナンス」などは基本的に不要です。
他の油分を新たに加えてしまうとこの革本来の油分が表面に浸透せず
自然な経年変化を損なう恐れがございます。
continentalの革製品について
kudu(クーズー)は傷や濃淡が特徴の起毛革ですのでこちらも普段はブラッシングのみのお手入れで構いません。
粘着性の頑固な汚れが付いてしまった際にはレザーガムなどで擦り落としてください。
クーズーの色移りよりもデニムなどの染料が起毛革であるクーズー側へ移染する事にご注意ください。
イタリアレザー部は伝統的なベジタブルタンニンにこだわったタンナー職人の手により染料を揉み込ませ色の陰影を出した後さらにワックスを表面に引いてアイロンで熱を加えエナメルのような艶を作り出しています。
非常に繊細な工程により作り出される表情を損なわないようにするためにも余分な油分は足さずに普段はブラッシングや乾拭きを行ってください。
日々のメンテナンス方法
基本的に何もせず日頃使用して頂くことで自然で味わい深い経年変化を
お楽しみ頂けますがメンテナンスをされる場合には以下を実践くださいませ。
- 1 )表面のホコリを取ります。
- 2 )力を掛けず柔らかな馬毛ブラシなどで糸目に沿ってかけます。
- 3 )柔らかな布で乾拭きを行います。
強く擦るというよりも軽く拭き上げるように仕上げるのみで結構です。
長期のご使用や、水濡れ後の乾燥などにより表面に乾きを感じましたら
蜜蝋を極々微量加え全体に引き延ばすように浸透させその後、拭き上げて下さい。
その場合はシミや色褪せを防ぐため必ず目立たない部分でテストを行ってください。
水に濡れてしまった場合
ドライヤーや直射日光で急激に乾燥させますと変形や色褪せの原因と
なりますので、水濡れの際にはタオルなどで水気を取り除き、
自然乾燥させたのち使用を再開してください。
製品の保管方法について
長期間の保管の際には型崩れ防止のため新聞紙を詰め、高温多湿を避け、
風通しの良い場所で保管下さい。
使用していない間も定期的に乾拭きされるとより良い保管状態が保たれます。
当社製品の修理について
糸ほつれや金具破損については修繕が可能です。
修繕箇所により1〜4カ月という長期間お預かりさせて頂く場合がございます。
期間や費用、受付等は最寄りの店舗までお問い合わせ下さいませ。
しかし革の破損や変形などにより修繕が不可能な場合がございますので
予めご了承下さいませ。